火の玉

私が目撃したものは何だったのでしょうか。正解が提示されることは永遠にないと思いますが、いくつか候補を挙げてみます。

錯覚

私の脳の中だけで発生した事象の可能性もあります。目に映っていないものが見えていた、夢で見たものを実際に見たと記憶している、などが考えられます。

全てを根本から否定するような仮説ですので最初に提示します。

流星

彗星

地球に落下する隕石のなかで、発光しているものが流星と呼ばれます。

特に激しく発光している流星が火球と呼ばれます。英語ではファイアボールと呼ばれ、火の玉とも訳せます。
無音であり、緑色の火球も目撃されているとのことです。従って、私の見た発光現象に最も近い候補かと思います。

ただし、いくつかの不審点があるため、自信を持って断定できずにいます。

まず、近距離で発光していたように見えたことです。私が最初にイルミネーションを疑ったとおり、住宅の屋根ほどの高さであったように記憶しています。

次に、火球は光が強くなることもあるようですが、私の見たものはロケット花火のように光量が一定でした。

最後が致命的です。目撃した当時、火球がニュースとなったという記憶が私にありません。

音も届かないような距離で発光していたのであれば、広い範囲の多くの人々に目撃されていたはずですから。

人魂

炎

今は亡き祖父が『子供のころに人魂を見た』と言っていました。

人魂とは、オカルト的な定義では『死者の魂が火の玉となり浮遊する』ことのようです。

個人的な見解ですが、ヒトダマという言葉はヒノタマ(火の玉)の変形したものではないでしょうか。

火の玉という事象を目撃したとしても、人間の魂が視覚化されたものであるという確証は得られません。UFOに異星人が乗っていると断定するようなものです。

人魂と同様のものとして、鬼火や狐火、ウィル・オー・ウィスプなどの呼び名があります。これらの伝承に共通するものとして、目撃者は火の玉に意思や生命を感じていたようです。推測するに、動きや光のゆらぎが物体とは思えないものだったのでしょう。

私は目撃した発光現象に意思や生命を感じませんでした。従って、人魂などではなかったと考えています。

プラズマ

アート

通常、電気は見えません。誤りかもしれませんが、電気が見える形になったものがプラズマであると私は理解しています。

何もないように見える空間でも、電気があればプラズマとして発光することがあるようです。

プラズマは球体として漂うこともあるそうで、火の玉を物理現象として再現する実験も行われています。

イルミネーションは電気を利用していますから、私の目撃した事象に最も近いと思います。

奇跡

アート

プラズマが全ての発光現象の正体とは限りません。

電気がない状態でも、『何もないように見える空間』は空気で満たされています。

空気を構成する原子には、核分裂や核融合によって放出されるエネルギーがあります。核燃料との違いは、核反応を起こしにくいだけです。

原子が存在しない真空も、物質と反物質が結合して安定しているという説があります。

反物質とは、陽子と電子の電荷が逆の物質です。正しい電荷を持つ物質と衝突することにより対消滅という現象を起こして、衝突した物質と共にエネルギーと化して消滅します。

現時点の技術で何も観測できないとしても、『何もない空間』とは断定できないのです。

いま目の前にある物が閃光と共に消滅するような、奇跡を目撃することもあるかもしれません。

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