神化

フリードリヒ・ニーチェ氏が『神は死んだ』と宣言してから1世紀が経過しました。神が不在であるという感覚は、人類の急速な発展に原因があるのでしょう。では、不在である神の位置に人類が収まることはあるのでしょうか。

創造主への道

カラス

人類と同等の知性を創造することができれば、その知性にとって創造者は一神教における神となります。

最も単純な選択肢は、チンパンジーやカラスなど既存の生命を人工的に進化させることでしょう。オカルト信奉者が主張している、『古代の宇宙人』が行ったとされることと同じです。さらに神々しいものとしては、アミノ酸から組み立てた新たな生命の創造が考えられます。

人類と異なる種の『人間』の創造にどのような意義があるのかは想像できません。現時点では人類の個体数が不足している状況ではないようです。しかし、『精神』で考察したとおり革新的事業に経済性は不要です。人類に『神になる』という意思が生じれば必ず実現するでしょう。

CPU

生命としての知性に執着しないのであれば、発展したコンピューターを用いた知性の創造が最も早く実現するでしょう。ケイ素系の生命として分類される可能性もありますが、酸素や飲食物など生命維持に必要な物資の供給が不要ですので、人間では困難な新天地への到達が期待できます。

神への道

天の川

独自の定義では、全ての宇宙と物理法則が神であるとしました。

精神』にも書いたとおり、人類は理論上可能なものは全て実現しています。物理法則を全て解明したのであれば、不老不死・時間旅行・新たな宇宙の創造などの夢が全て実現するでしょう。まさしく全知全能の神です。

しかし、それが可能であったとしても、先に人類の種としての寿命が尽きるかもしれません。また、ミクロの物理現象が予測不可能であるという理論に対して、アルベルト・アインシュタイン博士は『神はサイコロを振らない』と反発しました。人類の概念としての数と、それを用いた数式には限界があるのかもしれません。

宇宙の法則が人類にとって理解できないものであったとしても、人類が新たに創造する知性の系譜であれば理解できるかもしれません。人類に神になれる能力がなかったとしても、神の創造主にはなれるのです。

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